朝5時から夜11時までのデスマーチ。システム統合地獄を生き抜く手帳術
手帳は綺麗に予定を塗るものではない。生き残るための「残酷な司令塔」だ。
企業合併は経営陣からすればバラ色の未来でも、現場の社内SEにとっては泥沼の戦いの幕開けです。
少数精鋭で回す極限状態のデスマーチの中で、時間管理すら無意味になった時に手帳が果たす「本当の役割」についてお話しします。
終わりの見えない「統合」という名の戦場
華やかなプログラミングなど存在しません。そこにあるのは、圧倒的に単調で膨大な作業と、次々と飛んでくる現場からの悲鳴でした。
🧩 1. 絶望の「コード変換マスタ」作成
旧システムと新システムのデータを繋ぐための翻訳機能。例外だらけで規則性のない何万件ものデータを、ひたすら目視と泥臭いロジックでマッピングしていく。一つでもミスがあれば業務が止まる、精神を削る作業です。
⚾ 2. 業務改善という名の「100本ノック」
統合後、現場からは「前のシステムの方がよかった」とクレームの嵐。非効率な業務を回すため「Excelマクロで何とかして」という依頼が雨あられのように降ってきます。一向に減らないバックログの山を打ち返し続ける日々でした。
🏥 3. 極限状態の「トリアージ」として使う
5分おきにトラブル対応で分断される環境では、時間管理の手帳術など無意味です。私はフリースペースにすべてのタスクを書き殴り、絶対に今日やる「重症」だけに丸をつけ、残りは斜線で消し去る「トリアージ」を行っていました。
脳のメモリを解放し「捨てる」ための儀式
頭の中だけで抱え込むと「すべてが重要で、終わらない」とパニックに陥ります。だからこそ、一旦すべてを手帳という外部ストレージに吐き出し、視覚的に「捨てる」のです。
主導権を取り戻す、朝5時の数分間
手帳は今日生き残るために、何を切り捨てるかを決める残酷な司令塔です。
朝5時の暗い部屋で、手帳を開いてタスクを線で消すその数分間だけが、「自分の仕事の主導権」を取り戻せる唯一の時間でした。世の中の泥臭いシステム統合を支えるすべての社内SEたちへ、手帳を相棒に生き延びましょう。
極限状態を乗り切る、思考の外部ストレージ。
タスクを書き殴り、容赦無く切り捨てるためのフリースペース。
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