APIは使わない。C#とExcelが織りなす「泥臭すぎる自動売買」の裏側【第2回】
「視覚的な確実性」と「手触り感」を求めた、RPA顔負けの強引な発注手法
前回の「デスクトップ環境を選んだ理由」に続き、今回はシステムの「心臓部」についてです。
楽天RSSとC#の連携から、いざ発注する瞬間に採用している、泥臭くも確実な仕組みのお話をします。
スタイリッシュなAPI連携を「捨てる」決断
通常であれば、プログラムから証券会社のAPIを直接叩いて発注完了、とスタイリッシュにキメたいところですが、私のシステムは違います。
🖱️ 1. マウス操作を乗っ取る「物理クリック」
なんと「C#でマウスカーソルを自動操作し、Excel上にあるVBAの発注ボタンを物理的にクリックさせる」という、RPA顔負けの強引な手法を採用しています。このボタンが押されることで、楽天証券へと注文が飛ぶ仕組みです。
👁️ 2. ブラックボックスへの恐怖と「手触り感」
なぜ回りくどいことをするのか。それはAPIの裏側で何が起きているか分からない恐怖よりも、自分の目の前でマウスがスッと動き、カチッとボタンを押して注文が通るのを見届ける「視覚的な安心感」を優先した結果です。
🛑 3. いざという時の「アナログな余白」
イレギュラーが起きた時、システムを強制停止してすぐに人間の「手動操作(自分でExcelのボタンを押す)」に切り替えられる。このアナログな余白こそが、個人開発のシステムには絶対に必要だと感じたからです。
泥臭さが生む、モノづくりのロマン
プログラマーの方が見たら呆れて笑ってしまうような仕組みかもしれません。しかし、自分の大切な資金を守るためには、この手触り感が必要でした。
最終回は「終わらないバグとの戦い」
ただ、このデスクトップ環境ならではの泥臭さは、時に私に牙を剥くことになります。
次回、最終回はシステムエンジニアとしての「終わらないバグとの戦いと、モノづくりのロマン」について語ります。